逆張り

私が小さい頃に住んでいたのは田んぼの近くだった。
今も都会には一時間で行けるが自然が多いところで生活している。

私がずっと田舎暮らしのせいかもしれないが東京に住むことが良いこととは思えない。

あんなに狭いところにいろんな会社、その本社もあったりで、東京でないといけない理由も恐らくないものが大半なのだろうとずっと疑問だ。

中には東京でしかない、できない職業などもあるのだろうが、もちろんエッセンシャルな仕事ではないだろうし今回のコロナでは大変なのだろう。

私の考え方も、東京人からすれば逆張りなのだろう。

みんなが価値がない、人気がないと思っているものを好きになる。これが生活での逆張りなのだろう。

私の仕事の分野、外科系でも治療場所、部位、方法によって人気なグループがある。
そういうところにはもちろん優秀な人達が集まり競争も多い。切磋琢磨できる雰囲気なのはいいが自分だけが経験をつめて自分の技術をあげられるかというと微妙である。論文ばかり読んで手は動かない外科となってしまうことが多いのだろうと思ったりする。

また教授が属している治療グループは活気があるように見え、人も多く入ってくるだろうが、実際は教授も数年たてば変わり、勢力図がかわれば今までたくさん集まっていたグループもそんなに人数が必要なくなり、残念な事になるひとも多いだろうと踏んでいる。

その点、私は今は人気のないグループに所属し、人数が少ないため経験が多く積めているし、周りからすると他にやれる人も多くないため、私の経験が増えるし、周りからの評価も自然と悪くはなくなる。

生き方も逆張りを貫いて
人と違うことをし続ける、差異化が今後もできればと思う今日この頃である。